まいにち管理職

管理職のあなたを応援! 某元テニスプレーヤーのカレンダーではありませんが、日々使えそうなマネジメントのTipsをどうぞ!   行き詰まった時、悩んだ時などチェックしてみてください。

353.相手を動かすためには効果的な自己主張が欠かせない

話の内容に自信がなかったり、自分の考えを述べることに不安を感じると、消極的で不適当な発言になってしまう。逆に自信過剰で強烈な個性を押し出せば、独断的で横暴な内容の発言になってしまう。いずれも下手な伝え方の代表である。

バランスの良い自己主張こそが、相手を動かす説得に繋がるのだから、少なくとも、言いたいことを遠慮したり、逆に攻撃的になったりといった極端な伝え方を模倣してはならない。

自分の思いや考えを熱意を持って、堂々と主張することだ。

 

 

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352.管理者としての権限と自信を持って話すことで熱意の強さを示す

管理者が権限と自信を示しながら話すことで、効果的なコミュニケーションが実現される。

上司として自分の想いや考えを強い熱意で伝えるとき、部下は上司に信頼感を感じるものだ。上司の話を積極的に理解しようとする。だから、上司として熱く語ることは大切である。

 

 

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351.組織力を強化するために、管理者は話し方の基本の大切さを十分に意識する

管理者は部下の業務の進捗状況を確認しなければならないが、問題の解決やアイデアを共有するために、部下の話をどう吸い上げるか、職場全体に情報をどう伝達するかといった「管理者の技術」によって、組織力は強くもなれば弱くもなってします。

管理者にとって、こうした話術の大切さというものを分かっていながら、話し方(=伝え方や質問の仕方)のトレーニングをすることは少ない。

関係者や部下に肝心なことを伝えるためにも、話し方の基本を身につけることが必要である。

 

 

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350.権限を委譲する際には、仕事を委任した部下にも積極的に後輩に業務をバトンタッチさせる

部下に仕事を委任すると言うことは、部下にとっては上司から任された仕事ということで、Aランクの仕事をAタイムで実行することに等しい。ただし、委任されたことで部下がオーバーワークになってしまうことは避けなければならない。

それゆえその部下もまた後輩に仕事を振り分けることが必要だ。BレベルCレベルの仕事があるなら、後輩にどんどんバトンタッチさせることだ。余裕が持てるようにする。

 

 

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349.進捗状況を報告するタイミングは事前に約束しておく

上司なら部下に任せた仕事の進捗状況を知りたいのは当然のことである。しかし頻繁に呼びつけて報告させるのは部下にとっては迷惑で不愉快だ。かといって報告を待っているとなかなかタイミングが合わず気が気でない。報告は仕事が終わってからするものだと考えている部下は多い。するとコミュニケーションが減り、信頼関係にもマイナス影響だ。

報告のタイミングを合わせるには、事前の話し合いでマイルストーンを設定して、あらかじめ報告(振り返り)の日時を決めておくようにする。これでお互いが安心できる。

振り返りではまず承認のフィードバックが重要だ。ミスがあった場合では、軌道修正の必要性に気づかせるフィードバックを行なう。これ以外は口出しは控えることだ。

 

 

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348.権限を移譲する際には、委譲の目的を明らかにし、業務の内容と達成基準について十分に話し合う

管理者が権限を委譲して業務を任せる場合には、事前に自分なりの達成シナリオを作成し、部下と業務内容と達成基準について十分に話し合う必要がある。最終責任は上司にあるのだから、部下に丸投げすることは避けなければならない。

話し合いでは、たとえ部下のやり方が違っていても、目的が合っている場合は部下のやり方を尊重し優先する。決して自分のやり方を強制してはならない。

 

 

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