176.対人関係スキルの開発に向けて=個人の参画を促す
会議の雰囲気作りに配慮し、参加メンバーへ発言を促す
内向タイプの性格ために発言のタイミングが遅れがちなメンバーが存在することがある。こうしたメンバーに対して、つい安易に参画姿勢が消極的といったレッテルを貼りがちだ。しかし、きちんとした自分の考えは持っているので、発言のタイミングをつかめないメンバーに対しては、こちらから質問したり話しを投げかけたりなど、発言を促す働きかけをしていこう。
このように個人の性格など、個人特性を知っておくことも大切。
また、メンバーが話し合いのテーマに関心がない場合、発言機会を作らずにいることがある。そんな時は、そのメンバーが興味関心を向けるような内容や得意とする領域の話題を提供することで、参画を促すことが可能だ。
そして、やたらと発言量が多いメンバーに対しては、その発言量が他者の発言機会を奪ってしまっているかも知れないことに気付かせることも必要だ。