93.職場から「5S」が消えると、会社は危ない ⑤習慣
プレイングにウェイトをかけすぎて、職場から「5S」がなくなると、危険信号と判断すべし。
そして最後、5番目の「S」は「習慣のS」。管理者は習慣を作ろう。
「習慣」は誰に言われることもなく、4つのSを実行していくことだ。こうした習慣行動を組織風土や企業文化と言っている。これが組織の伝統となっていく。
正しい習慣を身につけた社員は、どこに行っても、何をやっても通用する。しつけができているからだ。
管理者として重要な仕事は、部下に対して整理・整頓・清掃・整備・習慣を行うことだ。
経費削減や多忙を理由(優先)に5Sをしない会社がある。
整理・整頓・清掃・整備は、手を抜こうとすればいくらでもできる。見て見ぬふりをすればやらずに済む。
知っていながら知らないふりをする。そんな社員の様子をお客様が見ていたとしよう。果たして評判は良くなるだろうか。
長い歴史を見てみると、大切な資源に対して5Sを忘れた会社は、評判を落とし業績が伸びない。そして消えてしまうのは事実だ。