まいにち管理職

管理職のあなたを応援! 某元テニスプレーヤーのカレンダーではありませんが、日々使えそうなマネジメントのTipsをどうぞ!   行き詰まった時、悩んだ時などチェックしてみてください。

341.Aランクの仕事に集中するための時間配分を採用すると、仕事が安定し組織全体の実績が上がる

管理者が集中して管理するのは丸一日の勤務時間ではなく、Aランクの仕事に費やすAタイム(No.340)である。このAタイムの取り方は個人差があるものの、まとめて集中して取る方がはるかに生産性が高い。細かく飛び飛びの時間を取ることは避けるべきだ。

生産性が高く戦力人材と言われる人の多くが、最も重要な仕事に集中するAタイムに毎日2~3時間費やし、決して途中中断しない。この方法で時間配分するとAランクへの仕事量は確実にアップし、仕事の安定と組織全体の実績向上が期待できる。

 

 

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340.望ましい時間配分について知ることは、人と仕事の管理、そして生産性向上には重要なことだ

人によっては、仕事のペースもはかどる時間帯も異なるという事実を、多くの実験が証明している。

早く職場に来て午前中に仕事に集中することを好む人、午後からの方がエンジンがかかるという人。集中して仕事をすれば、労働時間は6時間で十分(それ以上は働きたくない)という人がいれば、仕事にじっくりと向き合うことが好きで10時は間働きたいという人もいる。

もちろん部下も例外ではなく、個人が最も集中する時間帯がAタイムである。そうした部下の特性や違いを把握して、強みや弱みとして捉えながら部下にとっての望ましい時間配分について管理することは、仕事管理と生産性向上にとって大きな意味がある。

 

 

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339.自分の仕事の管理をしなければならないことを忘れてはならない

部下の管理に長けている管理者だが、自分の仕事の管理をしない管理者は、実力よりも以下の仕事しかできない。仕事管理の必要性は分かっていても実行していない。

仕事の管理で重要なのは、優先順位づけと権限の移譲である。とにかく忙しいことを評価しがちだが、時間の節約を図り単純な忙しさから解放される管理が必要だ。

Aランクの仕事は、非常に重要でその日のうちの完了するか進展させる仕事である。Bランクの仕事は、Aランクほど重要ではないが、近日中に必ず完成または進展させなければならない仕事であり、時間的な余裕がある。このAとBに集中することで生産性が高まる。

そしてCランクは、自分や組織への影響が小さい仕事といえよう。自分以外の誰かに担当させても差し支えない仕事である。このCランクの仕事を部下に任せることは重要である。

 

 

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338.所属する組織の構造や仕事のやり方が不安定だと強くストレスを感じる

新しい組織で仕事のやり方がまだ定まっていない場合は、意思決定への参加も少ないためにストレスを感じる。先が見えない不安もある。

そうしたストレスや不安を取り除くため、管理者は組織の使命(存在意義)を明らかにし、自分たちの職場が何を目指すのか、どんな価値提供をするのかを明らかにする必要がある。

さらに職場使命に向けた活動方法と具体的な達成基準を明確にし、これをメンバー各自に役割分担して、自分たちの仕事のやり方がどういうものなのかを共有し合わなければならない。

 

 

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337.人を管理する能力が未熟だと強くストレスを感じる

管理者の仕事量は多く、個人として業務遂行能力を発揮するには限度がある。ワンマンプレーは組織崩壊につながる。管理者が組織としての仕事をこなせるかどうかは、職場メンバーの協力にかかっている。

組織を運営するには、部下を管理する能力が不可欠だ。人をマネジメントする能力を身につけなければ組織は前進しない。

部下に仕事を達成するための裁量権と意思決定に関わる責任を与え、定期的に進捗状況を確認しフィードバックを実施する必要がある。これを繰り返すことで人を管理する能力が想像以上に高まることが実感できる。ストレスと不安が減っていく。

 

 

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336.自分に矛盾した要求がなされると強くストレスを感じる

例えば上司(役員)から、ある特定のやり方で仕事をするように希望され、それが自分の意見と対立する場合、管理者は強くストレスを感じる。

管理者はさまざまな要求からの矛盾を管理しなければならない。そして相手の要求に対してNOと言わざるを得ない事情を論理的に説明できなければ、矛盾のストレスを抱えたまま仕事を進めることになり、それは職場全体にマイナス影響を及ぼすことになる。

相手の事情を理解しながら要求の矛盾を管理する。そしてより高い成果をもたらすことが説明できれば、納得してくれるだろう。応援し協力してくれるだろう。

 

 

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335.課題を解決しようとするときに情報が不足すると強くストレスを感じる

管理者は効果的、効率的に課題や問題を解決しようとするが、その際に関係する情報が不足すると、強くストレスを感じる。特に現場の情報がないと不安になる。

現場の情報収集には、3CやSWOTといった分析が効果的だ。使える資源を確認する意味で事前に実施しておくと不安が減る。

また、日頃から部下と意見交換に意識的に取り組み、現場の情報が集まってくる職場環境作りを心掛ける必要がある。話を聞いてくれる上司になることだ。日頃の傾聴が重要だ。

 

 

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