331.これからも継続してほしい行動に対して、ポジティブなフィードバックメッセージを伝える
部下の行動で、周囲へプラスの影響を与える行動や本人の成長に繋がる行動に対しては、ポジティブなフィードバックメッセージを伝える。
ポジティブなフィードバックによって自信を得た部下は、承認された行動を今後も再現してみよう、継続して発揮しようとする。これこそが能力開発であり、部下の成長である。
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330.部下の成長には、気づきを促す承認のフィードバックが欠かせない
人は行動の事実を認めてもらったとき、褒められた気持ちになって嬉しくなる。嬉しい気持ちは自信とやる気に繋がる。
フィードバックで部下の言動の客観的事実を承認し、さらに上司として感じた印象や感想、周囲への影響などを伝えると、部下は自分なりに振り返る。自分で考えて学習して気づきを得るようになる。
すると部下の意識が変わり、行動が変わっていく。そして部下の成長へと繋がる。
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329.メンバーの成長意欲をかき立てる挑戦的目標を設定させ、組織に活力を与える
部下を育て組織に活力を与えるためにも、挑戦的目標を設定させることが重要だ。これをストレッチ目標という。背伸びすれば届くレベルの目標という意味である。
ストレッチを避けて、今までのやり方が慣れていて楽だからという理由で、仕事のやり方を先に決めてしまうと、従来の延長戦で今期の目標を立てるようになってしまう。
それで安心すると能力開発にも仕事開発にも繋がらない。だから、個人と組織の成長を促す意味で、挑戦的目標へ取り組ませることが重要だ。
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328.目標が正しい姿になるように、担当責任者が納得して取り組む目標にする
メンバーが正しい姿の目標(業務内容と達成基準)を設定するように4つの基本ポイントを押さえる必要がある。
最後の基本ポイントは、担当責任者として、納得して取り組む目標を設定させることだ。目標は上司から一方的に与えるものではなく、メンバー各自が職場使命への貢献を目指し、自分の責任で納得して取り組むものでなければ正しい姿とは言えない。
そのためにもやりがい感のある目標を作らせ、最後まで執着心を持ってやり遂げるように支援する必要がある。
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327.目標が正しい姿になるように、達成方法と価値提供がイメージできる表現にする
メンバーが正しい姿の目標(業務内容と達成基準)を設定するように4つの基本ポイントを押さえる必要がある。
3番目の基本ポイントは、目標達成に向けた取り組み活動としての業務内容を明らかにさせることだ。素晴らしい目標を掲げただけでは意味がない。目標が絵に描いた餅になることを避けるには、目標達成に向けた業務内容を描かせなければ正しい姿とは言えない。この活動スケッチを上司と部下で共有することでフィードバック(承認と軌道修正)への展開へと繋がり、より目標達成への可能性が高まる。
また、業務活動を通してどのような価値提供ができるのか、自分たちが得られるメリットやバリューは何かを明らかにさせることも重要だ。これが内発的動機の要件となる。
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326.目標が正しい姿になるように、達成状況がイメージできる表現にする
メンバーが正しい姿の目標(業務内容と達成基準)を設定するように4つの基本ポイントを押さえる必要がある。
2番目の基本ポイントは、期末の達成状況がイメージできる表現にさせることである。目標表現の基本原則に沿って、「いつまでに(達成期間)、〇〇を(管理項目)、〇〇の状態にする(達成状態)」という表現にさせることが正しい姿と言える。
こうして目標設定時点で、誰が見てもどこまで達成したのかが客観的にわかる表現にすることで、仕事の契約(評価の約束)が成立する。
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325.目標が正しい姿になるために、職場使命への貢献活動に取り組ませる
メンバーが正しい姿の目標(業務内容と達成基準)を設定するように4つの基本ポイントを押さえる必要がある。
最初のポイントは、今期の目標として、「職場使命に向けた取り組みテーマをどこまでやり遂げるのか」を指標を使って明らかにさせることだ。取り組み活動が職場使命に繋がっているとイメージできなければ、目標として正しい姿とは言えない。
単に売り上げ数字だけを追いかけさせるのではなく、職場の使命に貢献する取り組みをさせなければ、仕事をする意味がない。
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